野球選手指名ドラフト比較

日本のプロ野球とアメリカのメジャーリーグの野球選手を指名するためのドラフトを比較すると、多くの差があります。

まず、プロ野球は12球団から構成されるのに対して、メジャーリーグは30球団から構成され、さらに下部組織も数多く存在するため、指名人数の規模がかなり違います。 例えば日本では多くの場合、一球団につき、一年に七から八選手程度の指名が多いのに対して、メジャーリーグでは、四十から五十選手指名することもあります。

また、アメリカは完全ウェーバー制を採用しているため、最下位のチームから指名していくことになりますが、日本の場合、一位指名だけは全球団による抽選制をとっているため、戦力の均衡という面ではアメリカの方が優れたシステムであるといえる半面、日本の方がドラマ性があり、感動を呼ぶこともあります。 また、アメリカでは高校生選手の指名よりも大学生の指名が重視されていますが、日本は高校生の指名も多いです。 どちらのドラフトも野球をおもしろくしていることには変わりありません。