テニスの名選手･黄金時代を築いた男ケン･マグレガー

オーストラリア出身のテニス選手で1950年代に活躍した名選手です。 彼はもともとオーストラリア･フットボールの選手で、そこからテニスに転向した珍しい選手です。 ダブルスではフランク･セッジマンとペアを組み年間グランドスラムの最初の達成者になりました。

今もまだケン･マグレガーとフランク･セッジマンが男子ダブルスの年間グランドスラムを達成してから、誰も達成者は出ていない大変な偉業です。 ところが、次の年の全米選手権でメルビン･ローズとビッグ･セイシャスのペアに敗れてしまいます。 その敗北によって前年の全豪選手権から続いてきた4大大会男子ダブルスの連続優勝は7連勝で止まり、2年連続年間グランドスラム達成は逃してしまいました。

シングルスでは全豪選手権で優勝するなど、190㎝の長身から繰り出すサーブは強力で、最大の武器でした。 世界ランキングでは自己最高ランキングは1952年の3位でした。 また、1952年の全豪選手権ではダブルスのパートナーのフランク･セッジマンと決勝で戦い勝利しました。

テニスの黄金時代を切り開いたなど、数々に功績が評価され1999年に国際テニス殿堂入りを果たしました。 その8年後、2007年に癌の為78歳で亡くなりました。