男子テニス界の歴史を作った名選手 ドン・バッジ

テニス界において最高の権威とされるのが、全豪オープン、全仏オープン、ウインブルドン、全米オープンからなる4大大会、グランドスラムです。 この内、ひとつの大会でも優勝することが出来れば、その選手の名はテニス史において永遠に讃えられることとなります。中でも、現役生活を通じて4つの大会すべてを制覇した選手は、生涯グランドスラム達成者として更なる賞賛を浴びます。

ただ、この記録は1905年に全豪オープンが創設され、4つの大会が揃って以来、7人しか成し遂げていません(男子シングルス) フレッド・ペリー、ドン・バッジ、ロッド・レイバー、ロイ・エマーソン、アンドレ・アガシ、ロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、いずれもテニスの歴史の残る名選手がそうです。

しかし、この中でも2人しか達成できなかった大記録があるのです。それは年間グランドスラム、つまり同じ年に4つのタイトルすべてを獲得するという偉業です。その第1号となったのが、ドン・バッジです。カリフォルニア州出身のバッジは1938年、彼自身が26歳から27歳にかけての年に、4大大会すべてで優勝を収めます。バッジの記録はテニスがオープン化される前であったこと、当時最強と謳われたフレッド・ペリーが不参加だったこともあって、必ずしも高い評価を受けているわけではありませんが、それでも偉大な記録であり、今も多くの選手の目標となっていることは間違いありません。

  • ブックメーカー用語集
ブックメーカー関連コラム
スポーツ選手の怪我とメンタル
競馬と競艇の比較
比較 プロ野球 メジャーリーグ
国内外 有名ゴルフ選手 名鑑
世界テニス 男女別名選手
スポーツ経済学